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Posted by ミリタリーブログ  at 

2021年07月29日

エアガンモデルガンでの低融点合金の活用のお願い

以前中国製玩具に鉛含有塗料が使用されていることが発覚し大問題となったことがありましたが、玩具であるエアガンモデルガンに於いても鉛や鉛を含むハンダ等の人体環境に有害な物質はなるべく使用しない事が推奨されております。
環境問題や健康問題の他に鉛など高温で作業をする必要のある物質の使用は怪我や火災の恐れもありますので、当店では安全な低融点合金の活用をお勧めしたいと思います。

融点が70℃ほどなのでお湯に入れると溶けます。金属に樹脂などを混ぜたものではなく100%金属です。

今回は例として樹脂製モデルガンのバレル基部を閉塞します。

溶けて鍋底に溜まった合金を樹脂の注射器で吸い取って銃腔に注入します。

温度が低いのでコーン側に養生テープを張り付けただけで問題ありません。

問題なく閉塞出来ております。固まった後は鉛よりも硬度があります。
失敗した場合もお湯に付ければ何回でもやり直しが出来るので環境にも優しいと思います。

エアガンやモデルガンの閉塞方法について具体的に法律等では定められていませんが、警察庁通達の無可動実銃の認定基準によると、けん銃タイプの物も丸棒鋼材を挿入し両端を溶接せよという事になっていますので、この基準をエアガンモデルガンについても準用しますとアルミや真鍮の丸棒を挿入するという方法でも問題はないと思います。
エアガンの銃腔に丸棒を挿入した場合僅かな隙間はあるものの、無可動実銃の場合は丸棒で閉塞しても銃腔にライフリングが切られていますので、エアガンの銃腔に丸棒を挿入した場合よりも警察庁認定の無可動実銃には多くの隙間があります。
またエアガンには激発装置などがありませんので、改造防止処置(インサートの一体鋳造や溶接など)は法律上不要です。(金属であれば鉛など軟らかく簡単に削れるもので閉塞して法律上問題ありません)
エアソフトガン、モデルガンの場合は銃腔のみを閉塞すればよいので、薬室(チャンバー)は閉塞する必要がありません

エアソフトガンの場合の閉塞する必要のある銃腔の範囲ですが、銃腔という言葉の定義や業界団体が警察庁の指導を受けて出した指針、平成18年の銃刀法改正の際の警察庁のパブリックコメントへの返答などから、エアソフトガンの銃腔は実際に弾のでるインナーバレル部分を指すと考えられますが、消炎装置や制退器、エアガンのアウターバレル、モナカ構造でアウターバレルがないエアガンの中の空洞なども閉塞する必要があると考える方もいるようなので細かい部分は法律の専門家などにお問い合わせください


  


Posted by ドンク君  at 17:07商品紹介